日頃より興味深く拝読させていただいていた、
ブランド実務者によるブランド論コラムが今回で最終回になりました。
(以前にも、こちらのブログで取り上げさせていただきました。)
2020年1月5日よりスタートをして今回で17回目ということ。
長きにわたりお話くださったのは、
ブランディング専門会社のインターブランドが発表する
日本企業のブランド価値によるランキング「Best Japan Brands 2020 Rankings」でも
28位に登場するダイキン工業の総務部/広告宣伝グループ長/部長、片山義丈氏。
いつも私は研究者やコンサルタントの方々が執筆された書籍から知識を得ることが多いのですが、
この片山さんが書かれるコラムでは書籍にある上段からのブランド論だけではなく、
実際にブランドづくりに従事している方が、日頃どのような思考を持って活動をしているのかを
わかりやすく紹介してくださっているところが、読ませていただいてとても好感が持てました。
片山さんも言われているように、
日本はモノづくり大国。高品質第一主義という価値観で成功を掴んできました。
それは素晴らしいことで、並大抵の努力では達成できないことなんだと思います。
だからこそ、その高品質第一主義を活かすためにも、
それだけでこれからも勝負をしていくのは、もったいないことだと思っています。
これからは、
「この高品質第一主義 = 機能的価値の向上」に、
「ブランディング(ブランドづくり) = 情緒的価値の向上」も
並走させていくことが、必要でかつ重要であると考えます。
という同じ趣旨のことを話されています。
そんなコラムが終わってしまうのは寂しいですが、
また周りが見えなくなってしまった時には、
いつでも読みに帰ってきたいと思います。
長い間、貴重なお話を聞かせていただき、
ありがとうございました。
ブランドデザイン研究所 / BRAND DESIGN Labs
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