突然ですが、みなさんは『GOOD & NEW』というコミュニケーション法をご存知でしょうか。
企業のミーティングや朝礼などのアイスブレイクに用いる手法のひとつで、その日の順番になった人にクッションボールを持ってもらい、「この24時間で起こった、良いことや新しいことは何ですか?」と質問をします。そして、それに応える形で1分ほどで発表をしていきます。発表を聞いた周りの人は、最後に発表者に拍手を送るというものです。
多くの人は初めてこのような質問をさせると、「特段良いことなんて、別にないよ・・・」と困った顔をしてしまいます。私たちの日常には、いつもそんなに楽しいことや新しいことが溢れているわけではありません。しかも、この24時間以内を振り返って探し出すことは至難の技だと感じるはずです。
実は、ここが『物事のとらえ方』のトレーニングになっています。つまり普段起こっている何気ない現象をどうとらえて特別にするかというトレーニングになっています。
誰しもが眼の前で起こっている現象はひとつなはずです。ただ、その物事のプラスの面とマイナスの面、どちらの側面から見るのか?によって、ポジティブ思考にもネガティブ思考にもなりえると言うことです。
この『GOOD & NEW』という取り組みを続けていくと、自然に良いところを探すことが上手になっていきます。後ろ向きな性質というのは、何十年と培ってきたその人の思考パターンなのです。
私たちが普段仕事をしていると、さまざまな課題や新たな取り組み、新たな変化への対応が求められます。この時に、ポジティブにとらえるのかネガティブにとらえるのか、『物事のとらえ方』が重要になってきます。
人間はマインドが変われば、行動が変わります。行動が変われば、その先の結果も変わっていきます。みなさんも、もし興味がありましたら、ぜひ楽しんで、オープンマインドで試してみてください。 最後に、「あなたにこの24時間内で起こった、良いことや新しいことは何ですか?」 【解説】 グッドアンドニューとは、アメリカの優れた教育者で知られるピーター・クライン氏が考案したもので、クッシュボールというボールを使って行うコミュニケーション法です。もともとは、アメリカの高校の不良学生を更正させるために考案されたものでしたが、ビジネスにも有効ということで近年さまざまな分野で取り入れられています。
方法は簡単で、クッシュボールを受け取った人が手で触りながら24時間以内にあった良いこと、もしくは新しいことを、朝、みんなの前で1分間程度発表し合うものです。内容に関するルールはありません。
スタッフ全員で感動を共有することで、ポジティブ思考が定着し、チームを活性化させる。朝礼・ミーティングのツールとして最適だと考えられています。
ブランドデザイン研究所 / BRAND DESIGN Labs
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