
弊研究所がいつも担当させていただいている
ブランディングというのは、
未来を一緒につくっていくプロジェクトだと思っています。
まずは、
自分たちのまわりにある情報を収集することから始まり、
いま自分たちを取り巻く環境を分析したり、
自分たちの現状戦力(強みや弱み)を分析したり、
社会・消費者のニーズを分析したり
をしていきますが、
いちばん重要になってくるのは、
自分たちが、どこ(なに)を目指すのか、
どうなりたいのか
を決めていくことだと思います。
こうなりたい!
という未来の指標を決めるものです。
ビジョン、ブランドアイデンティティ、パーパスなどと
言われたりもします。
もちろん分析を踏まえたうえで、
少しでも社会貢献できる確度の高い、未来の姿を描きます。
これが簡単なようでいて、とても難しいのです。
なかなか自分のことを客観的に見れないですし、
未来のことなんて誰にも分かりませんからね。
だから難しいという側面もあれば、
逆にワクワクするという側面もあるのです。
実はこの考え方を、
「バックキャスティング思考」と言われたりします。
最近よく耳にする「SDGs:持続可能な開発目標」も
このバックキャスティング思考だと思います。
対義語は「フォーキャスティング思考」と言います。
・バックキャスティング:望ましい未来の姿から逆算して「今」なにをすべきかを導き出す。
・フォーキャスティング:「今」の延長戦上に想定される未来を目指す。
まだまだ世の中には、
フォーキャスティング思考で、
次年度の経営計画をたてられる企業も多く見受けられますが、
いずれは変わっていくと思います。
まさに、
ブランディングの考え方も、
このバックキャスティング思考と同じです。
一緒に未来をつくるプロジェクトを担当させていただいて、
幸せなことに、いつもとてもワクワクしながら進行しています。
ブランドデザイン研究所 / BRAND DESIGN Labs